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FXコラム

コロナ禍での通貨取引~流動性のないものは絶対売買すべきではない

2020.05.23 | 
コロナ...
在宅勤務が後押ししているのか、国内におけるFX取引は4月も活況を呈しているようです。ドル円は3月大きなボラティリティがでた時期の取引からさらに4月は、5倍以上の売買実績があったことが業界団体の発表で判っています。
その一方でメキシコペソ円の取引は3月が前月比29倍、4月も17倍と大きく膨らんでいるようで、底値から価格が復活しかつスワップもとれるという点に本邦個人投資家が大きな魅力を感じていることが窺われます。
しかし通貨をチャート上だけで判断して売買することほどリスクの高いものはなく、決して収束したわけでもない新型コロナ禍で安易なスワップ狙いから新興国通貨を買うというのは賢明なトレーダーならば絶対避けるべき状況といえます。

新興国ほど経済状況はコロナで悪化中

3月に暴落が起きて以降、メキシコペソ円もトルコリラ円、南アフリカランド円もたしかに価格はもとに戻りはじめています。
■メキシコペソ円
■トルコリラ円
■南アフリカランド円
しかし今回の新型コロナによる実態経済への影響は新興国ほど悲惨、かつ深刻でとにかく資本が驚くほどの速さで新興国から米国などへと回帰しており、これはリーマンショックの比ではないほどそのスピードが加速しています。
米国ですら5月の失業率は20%超で1929年の大恐慌を超えるのではないかとさえ危惧されているときです。
メキシコ、トルコ、南アなどの経済が短期に大きく回復するはずなど全くないわけで、よくよく見ますと新型コロナの感染者も延々増加しており、まったく収束の目途もたっていないことがわかります。
まあFXは損する人がいるから儲かる人もいるので、新興国通貨を対円でロングするというのもやりたい方がいるなら無理に止めることはしません。
しかし、殆どの投資家がロングで市場に臨んでいる場合、なにかあって売りが殺到すればまったく流動性がなくなるのは明らかです。
売るに売れなくなった途端に暴落の危機に直面したことがある人は、絶対にこうした時期に流動性のない商品を買わないのが鉄則になっています。
怖いもの知らずといえばそれまでですが、店頭FX業者なども取引が増えればいいと思っているのか、こうしたリスク警告をしっかりしていないことから妙な買い意欲が強まっているのは危惧すべき状況といえます。

こういう時こそファンダメンタルズの知見が活きるもの

通常短い時間足でスキャルピングのようなことをしていますと、通貨発行国のファンダメンタルズなど全く関係ないという気分になります。
しかし、一定期間ポジションを保有するのであれば、発行国の最新の経済状況などには最低限目をむけるべきではないかと思います。
メキシコは米国に隣接していますから、新興国の中でもまだましな方なのかも知れませんが、コロナに関して感染はまったく収まっていません。
また、米国の景気悪化の影響をもろに食らう国ですから、このタイミングに買い向かう理由は全くなく、二次感染や相場の二番底暴落があれば損失直撃は免れない状況です。
またトルコや南アフリカはそれよりはるかに経済状況は悪く、どうひいき目に見てもこのタイミングでまたロングでスワップと価格上昇利益を狙うのは無理があるのは明白です。
これだけネットを開けば巷に情報が氾濫している世の中なのに、明らかに間違ったアプローチに人が群がるというのはどうも理解ができません。
FRBが支えになって世界的に広がっているコロナバブル市場であっても、新興国がそれで助かる見込みなどまったくありませんから、あえていうなら今のうちにとにかくやめておいたほうがよろしいのではないでしょうかというのが私のアドバイスになります。その位足元の実態は悲惨なところにあるのです。
(この記事を書いた人:今市太郎




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  • 今市太郎

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