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FXコラム

需給ひっ迫とはいえ明らかにやり過ぎのドル円上昇相場

2020.03.21 | 
需給ひ...
ようやく激しい値動きの為替の一週間が終わりました。
株式市場ではとにかく売れるものはすべて売ってドルの現金を手にするという極めて特殊なパニック相場が展開することとなりましたが、その傍らでドル円はみるみるうちに上昇をはじめ、とうとう週末に111.500円をつけるという怒涛の反転上昇展開を見せることとなりました。
ドルインデックスは100を超えていますから確かにすべての通貨に対してドル買いの需要が猛烈に旺盛であることは良く判りますが、それにしても今回の短期間でのドル円の全値戻しに近い動きはなんとも間尺に合わない気分満載であり、個人的にはまったく消化できていない状況です。

ここまで上昇した本当の理由は一体何なのか?

■ドル円4時間足 3月9日底値から足元までの動き

上のチャートは3月9日に大きく値を下げたドル円が、その後どのような動きをたどったのかを表した4時間足となります。
まず101円台をつけたところから乱高下が始まり、3月14日に瞬間的に108.500円レベルまでショートカバーしたのは、暴落相場後の上下動としては十分にありうる動きとして理解できたわけですが、その後16日あたりから米株が暴落状態に陥ってもドル円は一緒について下落しなくなりはじめます。
このあたりから市場ではマージンコールに対処するためにドルキャッシュの買い集め相場が始まったようですが、週末の20日NYタイムまでたった5日間で6円以上の上昇、とくに連日NYタイムで吹き上がるという相場展開を見せつけることになりました。
さすがに9日の底値から10.4円近い上昇で2月20日に久々に三角持ち合いを上抜けて112.200円までつけた、いわゆるだましの上昇の世界がもはや目と鼻の先という驚くべ展開になってしまうことになったわけです。
確かにドルに対する需給がひっ迫して上昇していることは間違いないと思われますが、市場では主要な中央銀行が連携してドルの供給を行いはじめており、実際に金融機関のドル調達コストも驚くほど下がり始めているわけですから、為替相場だけが一貫してドル高になりドル円が111円を超えるところまで上昇してしまうというのは本当に需給だけが理由なのか相当疑いたくなる状況であるといえます。

20日のアジア、ロンドンタイムは逆に不可解な動きも

 ■ドル円20日の動き 15分足のクローズアップ
20日、本邦市場は春分の日でお休みとなりましたが、アジアタイムにいきなりストップロスをつけて111.356円をひっかけたドル円はその後、どう見ても等式筋の一定の利益確定からの売りが目立つようになりほとんど買い上げることもないままにずるずると下げを加速し、夕方16時45分過ぎには109.300円に近づく場面も見られました。
週末を控えて一定のドル買い需要が収まり始めたのかという印象を持ったわけですが、NYタイムに向けては前日と同じように上値試しの猛烈なドル買い需要が現れはじめ、なんと2円以上も持ち上げるウルトラ上昇相場となってしまいました。
ここのところの爆上げはほとんどロンドンタイム以降、とくにNYタイムに入ってからの動きが中心で、常に為替相場でドル円が安定的に買われている状況ではないことも見え隠れしてくる次第です。
もちろん相場はすべての事実を正確に知ることはできませんし、様々な材料が複雑に絡み合ってこうした動きを示現していることは間違いないわけですが、昨年1年間かけて8円を切る動きしかしなかったドル円がたった10営業日かそこいらで11円も上昇するというのはなんとも間尺に合わないものがあるのもまた事実です。

問題は週明け一体どうなるのか?

足もとのドル円が動いた本当の理由というのは相変わらずまだ良く判らないわけですが、ドルキャッシュに対する需要がまだまだ続くのであれば週明けも十分にドル円が買われる可能性はありそうです。
ただ、この材料だけで本当に112円を大きく超えてさらに上伸するのかどうかという問題はかなりクビをかしげるものがあり、テクニカル的にはまた三角持ち合いを抜けたわけですから上昇についていくべきなのかもしれませんが、本当にそんな相場になるかは明確にイメージできないというのが正直なところです。
下げにくい相場は続きそうですが、逆にここからさらに上値を試すというのもあまり想像できないものがあり、あくまで相場の動きを見ながらどうするか判断すべき状況が続きそうです。
株や債券など大きな下落を伴ってもなんとか流動性を確保して投げ売りができた市場は一旦投げが終わった感もありますが、問題は社債などの市場でこちらは格下げが非常に進むことになれば暴落はまだこれからとなる可能性は残ります。
したがってドル需要がすんなり解消することにはならないことも予想されるところです。引き続き厳重な注意が必要になりそうな一週間です。
(この記事を書いた人:今市太郎




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  • 今市太郎

    ファンダメンタルズ分析をメインとしたFXコラム。月間3000pipsを稼ぐFXトレーダー

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コメント

  • 20.03.21
    19:59
    原因は、隠蔽してる安倍黒田の日銀買いですよ 匿名希望
    以前に言った通り、原因は、巨額の隠蔽してる日銀買いですよ。

    日経平均の先物なんて毎日1000円上がってますよね。
    公表してる日銀買いで、動かせるレベルじゃないですし、
    GPIFも余力誰が見てもゼロ。

    要するに、
    金融緩和論者が限界は無いってしきりに言ってることから、
    わかる通り、実際に裏で株価吊り上げ、為替買い支えを、
    無制限に実行してたって事ですよ。

    偽造隠蔽捏造の安倍黒田で、
    公的買いを隠蔽してても不思議じゃないですよね。
    その可能性を考えてもいいと思いますよ。
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