FXコラム

北朝鮮攻撃19日か?はたまた金正恩亡命か?

2017.04.18 | 
北朝鮮...
15日の金日成生誕105周年こそ大きな混乱なく過ぎた北朝鮮情勢ではありますが、ここへ来てさらに怪情報が市場に広がり始めています。
それが「米国の19日北朝鮮攻撃説」と「中国による金正恩亡命説得説」というまったく逆方向の情報です。 

19日攻撃説は以前からも登場していたもの

この19日節は日本の元外交官の海外向けブログの中に出てきたところから広範にその情報が広がっていると思われるもので、米国の国防総省の一部の人間がリークしている機密情報がベースになっているものと思われます。
確かになにかの戦闘行為の準備をするのであればXデーぐらいは設定するものでしょうから、果たして19日に本当にそのまま履行するのか?そもそもこうしたXデー自体が外に漏れることもかなりクビを傾げる話ではありますが、情報が少ないだけに警戒するしか方法のない状況といえます。

中国による亡命説得説は韓国メディアが報道

一方180度異なる情報として朝鮮日報は中国が金正恩に対して4月末までに亡命を説得するとしており、この説得が失敗に終われば米国は先制攻撃を実施すると報じています。
今年マレーシアで腹違いの兄を暗殺したばかりの弟が、本当に中国の説得に応じてアジアのどこかの国に亡命するなどとは俄かには信じがたい話ですし、金正恩は後継者として君臨しはじめてから既に北朝鮮労働党幹部を100名以上処刑するとう傍若無人ぶりですから、中国に言われて「はい亡命します。」ということにはまったくならない可能性のほうが高いようにも思われます。

問題は金正恩がいなくなると北朝鮮はどうなるかに移ることに

まったくその確率がどのぐらいあるのかさえわからない話しですが、仮に金正恩が北朝鮮を去った場合に、果たしてこの北の国はどうなるのかが次なる大きな問題となります。
ベルリンの壁が崩壊して東西ドイツがひとつの国になるのがもっともわかりやすい話ですが、既に3代にわたってこの不可思議な体制を維持し、内部のクーデターや革命も起こらずに今までやってきた超レガシーな国がすんなり韓国と一緒になるのかがまず気になるところです。
また国が崩壊すると次の体制がどうなるかわからないことから一気に難民が国を逃げ出す行為に走るリスクが一段と高まることになり、為替の面からだけ考えますと、ポスト金正恩にも相当様々なリスクが付きまとうことになりそうです。
とくに韓国がこの北の国を引き取るとなれば、東西ドイツが統一後一時的に非常に生産性を欠き厳しい経済状況に追い込まれたのと同様に韓国に負担が集中することになり、極度のウォン安が円高を招くリスクもありそうで、これまでにない為替への影響も考える必要がでてくることになります。

事態が好転するかどうかはまったくよくわからない状況

今のところ、どのシナリオが真実になるのかを判断する要素は全くありませんので、どれもタラレバの話に過ぎず、結果は実際に起こってみないことにはさっぱりわからないとうのが正直なところですが、上述のように意外な展開が待ち受けていることもありうるという点だけはしっかり認識しておきたいところです。
金正恩がいなくなるというのはかなり意外な展開ではありますが、一時的にリスクオフが去ってもドル円に関してはそれ以外に円高になる要因が多数待ち構えていますから相場の方向が上に戻ると考えるのはあまりにも拙速すぎるものと思われます。
少なくとも5月の初旬にかけてまでは北朝鮮情勢はどうなるかわからないことを前提にして売買していくことが賢明になりそうで、この段階から妙に楽観視するのはさすがに危険です。
窮鼠猫をかむとばかり、とんでもないことを金正恩が仕掛けてくることにも十分に注意を払いたい状況といえます。
(この記事を書いた人:今市太郎

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  • 今市太郎

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