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反グローバリズムは加速するか?3月から始まる欧州選挙

2017.02.16 | 
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2月14日に行われた「イエレン」議会証言では、3月利上げの可能性を捨ててないとみられるタカ派発言が見られました。
昨年はじめとは違い利上げ後に世界のマーケットの状態が悪化していないこと、そして米国経済が堅調に推移していることも踏まえ、年内3回の利上げ方針は変えない見通し。
2016年12月の利上げの直後は中国や新興国からの通貨流出が少し騒がれはしたものの、それが市場・株価に悪材料として出てきていないのは世界市場の株価を見れば明らかだと思います。
中国の外貨準備高が3兆ドル割れ、また中国経済に関しては麻生財務相が「いつか必ず駄目になるのは間違いない」という発言をしており、未だ中国の潜在的リスクは残っているものの、それが大きく波乱を呼び起こさない限りは利上げプランにも影響はなさそうですね。
昨年11月のトランプ大統領就任以降、アメリカを先陣に順調に上昇してきているマーケット。株価の面から見れば利上げにも問題はないのでしょうが、この先起きえるリスクとして、やはり欧州の選挙を挙げないわけにはいかないでしょう。

今年の主な選挙日程

2017年に欧州において行われる選挙の日程は、
3月:オランダ総選挙
4月:フランス大統領選挙
8月~:ドイツ連邦議会選挙  などが挙げられるでしょう。
ドイツに関してはメルケル首相の支持率が低下してきている、というのが注目すべきポイントです。また、オランダ、フランスともに言えることとしては極右政党が勢力を伸ばしていることがあります。
特にフランスの極右政党、「国民戦線」の党首であるマリーヌ・ルペンはかんたんに言えばフランス版トランプ、のような存在として考えてよいと言え、要注意の存在でしょう。
トランプは「移民排除」「アメリカファースト」といった米国を第一とした政策を当選前から打ち出し、反グローバリズムを提唱し続けてきたことは皆さんご存知だと思います。
ルペンも同様に「移民制御」「ユーロ離脱」などといったフランス中心の政策をとると発言していますが、ことEUにとって「移民」「ユーロ離脱」というのは大きな意味を持ちます。
 シリア内戦などを理由に欧州に流れ込む移民は数百万人ほどと過去に報道されていましたが、この難民・移民の受け入れには否定的な姿勢を見せている国が多いです。
難民流入によって自国文化の崩壊や政治情勢が崩れることを危惧しているためで、自国経済が堅調ならまだしも、不安定な中で入ってこられてもうちは困る、という考えを持っているのがその理由です。
この移民問題というのは前々から注目されていますが、責任を他の国に押し付けあう...ということが起きてしまうと、問題の収束はますます遠くなってしまいます。

ルペン当選により反グローバリズムの流れが加速するか?

また、マーケットに大きな影響を与えると考えられるのがルペンの大統領当選によるフランスの「ユーロ離脱」、それに加えて「EU離脱」です。昨年6月のイギリスEU離脱、また2015年にもギリシャがユーロを離脱するのではないか、と大きく騒がれましたよね。
イギリスがEUを離脱すると起きるとされる副作用として言われていたのが「他の国が追随してEUを脱退し、EUが崩壊すること」でした。EU圏内でドイツ・イギリスに次いで大きな勢力であるフランスが離脱することとなれば、EUの支柱はますます壊れていくこととなるでしょう。
現在フランスで当選候補とされているのはルペンの他に無党派であるマクロン、共和党のフィヨンがいますが、フィヨンは不正給与疑惑などが騒がれており、昨年の米大統領選挙を思い出させるような展開となっています。
ロイターの報道では無党派マクロンの当選の確率が大きいとのことですが「Brexit」そしてトランプ大統領当選を目にしてきた我々としては、「二度あることは三度ある」という考えは拭いきれませんね。

ヨーロッパの問題が収束しない限り、ユーロには懐疑的な目線

つい最近もイギリスのEU離脱を巡ったメイ首相の会見で「ハード・ブリグジット」が懸念されましたが、世界的な反グローバリズムの流れでEUが壊れつつある、というのは自明なのかもしれません。
先進国の中で「ECB」、日銀が未だ「金融緩和」から脱せずにいる中、黙々と利上げに踏み切ろうとしているアメリカ。不安定な情勢のEU、利上げを行っているアメリカ、という大きな構図の中で今後「ユーロ安ドル高」という構図が出来ていくかどうか、ということは意識していきたいですね。
(この記事を書いた人:Qt)

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