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FXコラム

米金利とFOMCについての解説

2018.06.13 | 
米金利...
米朝会談でメディアはいっぱいですが、正直、間違いだらけの報道には興味がありません。あの会談の要旨は、北朝鮮が米国やその同盟国を攻撃しないと約束をしたことが最大の合意であって、それ以上もそれ以下でもない、ということです。
ところが、失敗、失敗とメディアは叫ぶのです。考えてもみてください、攻撃されるかもしれない、と疑念をもって経済活動をするのと、その可能性がない、と北朝鮮の最高指導者が約束をしたことと、雲泥の差となって経済活動に影響を与えます。
トランプさんが「大成功」というのは当然なのですが、メディアはそれをパフォーマンスのように表現し、実は失敗だったと言います。この攻撃されるかもしれない、という不安心理は人間の行動に莫大な影響を与えるということをわかっていないからダメなのです。
アメリカはその見返りに「体制保証」を与えただけの話です。これだけでも、客観的にみて成功なのに、何を言っているのだろう、と思うのが個人的な感想です。

アメリカ中小企業指数

以前にもご紹介をしましたが、この数字が過去、最高を記録しました。この数字ピークを迎えると、景気が後退する可能性が過去の習わしなのですが、今回はどうなるでしょう。リーマンショックの前にも最高を記録し、そして、ドットコムバブルの際してもそういう帰結になっています。
こういったことを考えると現在のアメリカのリスクを考える必要があります。つまり、私もアメリカ経済は好調と考えますが、こういった過去の事例から学ぶと、アメリカ経済が下振れする可能性があるものをチョイスして、それをウォッチしなければいけないのです。

アメリカCPI

wsjより
もう大丈夫だと思いますが、今のFRBの政策決定は物価によって、決定している側面があるから、メディアは物価を重要視するのです。
ただし、FRBが重視をしているのは、世界的なスタンダートなCPI、消費者物価指数ではなく、PCE価格だということです。この価格を目標にFRBは政策決定をしていると考えればいいのです。参考までに、きのう日本の企業物価が発表され前年比2.7パーセントプラスです。
これは日経平均の基準値を押し上げる効果があり、きのうは前場、円高になったのは為替のヘッジ戦略の見直しがあったと推察されます。
つまり、今までの水準よりも高いところで日経買いのヘッジをしなければならず、いったん、為替のヘッジを外し、高いところで売りなおす魂胆だろうと思います。
ですから、きのうは為替と株の相関が緩んだ、ということになります。話が逸れましたが、上記、CPIの傾向に、みなさんはドル円相場のチャートと見比べれば一目瞭然なのですが、ドル高のときにCPIは下がり、ドル安のときにはCPIは上昇するのです。
3月から円安になっているのですから、このCPIは今後、低下傾向を歩むことになるだろうと、かんたんに予想できるのです。
となると、メディアで専門家と称するアホたちはFRBが年3回の利上げを4回に変更するなんて言っているのが、どこまで素人なのだよ、と突っ込みたくなる私の気持ちも理解してください。
物価が上昇しないで、政策金利だけを上昇させることなんてありえないはずであって、物価が上昇するということは、今のアメリカの現状、景気が過熱をしていると判断するから利上げを行うわけです。
その物価があまり今後、上昇しない可能性のほうが高いのに、4回にする、なんてアホなことをよく平然といえるものだ、と思うだけの話です。

ECBについて

ECBは南欧債務危機に際して、FRBはその危機対応にて相当な譲歩をしていますので、今度はアメリカがドルを正常化するのにあたって協力をしていると思います。
私が数年前から日米欧の中央銀行は密接に協力し合って、通貨政策を維持している体制は現在でも続いています。要するに、ドルを正常化、つまりドル高にするのには、ユーロを安くするのが当然のことです。
日本の場合は円安歓迎なのですから、もっとユーロよりもさらに協力します。でも、ユーロも本音は、ユーロ安がいいのですから、ユーロ高になるような政策など、こうやって考えれば取らないだろうと推測することができます。
つまり、金融緩和の、先ずは再投資の中止からやってくると思いますが、ユーロが再投資を止めれば、ユーロの通貨需給が引き締まり、ユーロが上昇をしてしまいます。
そうなるとドル安になってしまい、今のアメリカのドル正常化の動きはしぼんでしまいます。つまり、まともに考えれば、ECBは何もしない、と思うのが普通なのですが、緩和の再投資停止を期待する声が多いというのはこういう構図がそもそもわかっていないからです。
そもそも、緩和の再投資停止という言葉やニュアンスをメディアから聞いたことも、読んだこともない、その程度の知識で語るなよ、とは思うのです。
もちろん、ECBに関して、私が間違っている可能性もあり、私が正しいとは言いませんが、通常であれば緩和の再投資の停止という言葉が予想するのであれば出てくるのが当然の話なのですが、それさえも言えない、という連中はたぶん、何も理解していないのだろうと思います。
ともかくFXの動向はECB次第だということです。FRBの政策目標に大きな変更はないと思います。
(この記事を書いた人:角野 實

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