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FXコラム

FRB依存度の極めて高い市場状況は延々続く

2020.09.17 | 
FRB依存...
市場が散々期待して待ち焦がれたFOMCの結果発表が17日の午前3時に行われ、その後パウエル議長の会見も実施されましたが、事前期待が高い割にはそれに応えるような内容がでるわけでもなく米株は結局リカクなのか売りなのか知りませんが、指数を落としてNYタイムの取引を終えています。
今回発表になったのは政策金利ほぼゼロを2023年まで継続、資産購入は今後数か月は少なくとも現状の水準維持、平均2%の物価上昇を目指すとしたジャクソンホール会合でのパウエル演説内容を正式に採り入れ、FOMCが最大雇用と評価できる労働市場環境が実現し、物価上昇率が2%以上に上昇する状況が示現するまでは今の政策金利を維持し続けるという内容でした。
米株三指数は一旦この内容を受けて大きく上昇しましたが、結局それも続かずNASDAQはマイナス、NYダウも多少の上げを残して一時300ドル以上上昇を果たしていた値を消す動きとなっています。

何かあればFRBがなんとかしてくれるという市場依存度の異常な高さ

バーナンキ元FRB議長のころからQEが始まると市場が異常にその拡大に期待し催促相場が展開するようになったわけですが、足元の状況はそれを完全に凌駕する形になっており株式市場になにかあればFRBが解決してくれるという期待が異常に膨らんでいることを強く感じさせられます。
こうした状況ですから、FRBとしても緩和措置を簡単にやめるといったサインを出すことはできなくなっており、多少のインフレが来ても緩和はやめないなどという発言を繰り出さざるを得なくなっているのが実情です。
本来インフレファイターであるべきFRBが一切そうした本質的ベンチマークをかなぐり捨てるというのもいかがなものかとは思いますが、成り行き上そう言わざるを得ないというのが現実の状況なのだと思います。

株価の上昇はコロナ感染が続くからこそ継続という皮肉な状況に

足元の株価の大幅上昇は結局のところコロナ感染が拡大し継続中だからこそ示現しているもので、ひとたびこれが収束し、国からも給付金が支給されなくなり、さらにFRBも緩和措置や資産買い入れを限定しはじめたとたんにこのバブル相場は崩壊の危機に立たされることになりそうで先のことは心配したくありませんが、どうも様子のおかしな相場はまだまだ続きそうです。
制限のない資産買い入れなどもたしかに姿勢はよくわかりますが、実際問題制限なしで買い入れを実現し続けるなどというのは無理があり、どこかで上限が突然現れることにも注意したいところです。
実際足元ではFRBは資産買い入れを一旦止めており、声明上ではここからもどんどん買い入れを続けるかのような話になっていますが、実際はそうしたオペレーションではなくなっています。
パウエル議長は経済学者ではないので結局のところトランプ政権の政策にかなりよりそうように緩和措置を持ち出してできる限りのことを最初から実施してしまった感がありますが、史上空前の緩和措置をどう引っ込めていくのか、ここからは緩和拡大から制限をどのように持ち出すのかが非常に難しい状況に陥っていると思われます。
FRBは今のところ為替水準には一切触れていませんが、ECBがすでに中央銀行でありながら為替水準に口だしし始めていることを考えますと、何等かの発言が飛び出してくることもありそうで、通貨安競争の再燃も危惧されるところです。
10月にはFOMCは開催されませんのでここからはいよいよ米国大統領選が最大のイベントになりそうですが、他人任せの無責任な相場はまだまだ延々と続きそうな嫌な気配です。
(この記事を書いた人:今市太郎

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  • 今市太郎

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