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FXコラム

欧州二通貨のイベントリスクに注意

2020.09.10 | 
欧州二...
ECB専務理事兼主任エコノミストのレーン氏が9月に入ってから、しきりにユーロ高けん制に乗り出す「口先介入」的発言をしていることは市場でも非常によく知られています。
とくに9月1日にユーロが対ドルで2018年5月以外の高値となった際に「ユーロドル相場は金融政策に大きく関わる:としてユーロ高をさらにけん制する発言をしています。
10日には予定どおりECB理事会が開催されますが、前総裁のドラギ氏ならば比較的無難にさらりとかわすような話でも、ラガルド総裁が同様に裁ききれるのかどうかに注目が集まります。
もともと中央銀行が為替の水準に具体的な数字を持ち出したりすることはまったくないわけです。
ECBの中でユーロ高けん制がコンセンサスポイントになっているわけでもなさそうですから、市場が期待するような明確な形で語られるかどうかはまずよくわからないというのが前提です。
ただ一部の委員からの発言がそのまま賛同を得られる形となり、逆に声明文に何らかの形でユーロ高けん制を示唆するような言い回しが追加された場合には、その開示が行われた瞬間に相場は待ってましたとばかりそれなりに動きそうな状況です。
今晩についてはユーロの必要以上の売りの動きにかなり注意したほうがよさそうです。
このラガルド氏はIMFの専務理事だった人ですから、きわめて金融に詳しいような印象を与えますが、FRBのパウエルと同様に経済の学位をもっているわけではありません。
組織を協調的に運営する力はあるのかもしれませんが、具体的政策についてスーパーマリオ的な采配が行えるとは到底思えないものがあります。
やり方を間違えると通貨安競争に足を突っ込むことになるだけに、ECB理事会の対応とその後の総裁の会見内容に注目が集まります。

ちゃぶ台返しの英国のEU離脱に注意

一方英国について、もともとハードブレグジットは規定路線ですでに市場は十分に織り込み済みかと思われましたが、交渉がうまくいかないことが顕在化することでポンドが悪いニュースが出るたびに売られるというかなりやりにくい展開になってきています。
直近では今年一月の合意したはずの「国際条約離脱協定」の主要部分をいまさら反故にしようとする法案を持ち出してきております。
しかもそれが国際法違反であることを認めたことから、またポンドがいきなり売られる始末で、その後すぐに買い戻されることも多く相当注意して英国がらみのヘッドラインニュースをチェックする必要があります。
中途藩場なポジションをもっただけで売れば踏みあげられ、買えば底がぬけて投げざるを得なくなるというやりにくい相場になってしまっています。
個人的にはポンドを扱っていい思いをしたことがないので、よほど確信犯的に状況がわかっているところでの売買でないかぎり手を出さないのですが、ボラティリティが高いからこそということでポンド円の売買をされる本邦の個人投資家が結構多いのも事実で、ここからの時間帯ポンドについては相当注意をすべきものがありそうです。
ということでユーロにせよポンドにせよ変動要因は予想以上に多いことから結果をすべて掌握してからおもむろに売買に乗り出すといった一歩あとに引いた余裕のトレードをお勧めしたいと思います。
この時期はユーロにせよ、ポンドにせよ前のめりになり過ぎるのはリスクがいっぱいです。
むしろユーロポンドでの取引をしてみたほうが安全性は高くなるともいえそうですが、明確に動きが出る方向についていき欲張らずに利益がでればしっかりリカクして積み上げるといった手堅い方法を意識しておくことが失敗のない9月相場を乗り切る大きなポイントになりそうです。
(この記事を書いた人:今市太郎

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  • 今市太郎

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