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FXコラム

米・コロナ給付金一旦打ち切りでロビンフッダーの投資態度変容に注意

2020.07.28 | 
米・コ...
米国では3月の相場暴落以来、怒涛のように市場に資金をつぎ込んでくる、売買手数料無料のアプリ「ロビンフッド」を利用した、通称ロビンフッダーの取引が依然猛烈な勢いになっています。
アップルやアマゾン、テスラなどの株を急激に買い上げるのがこの輩の特徴です。
その一方で「ハーツ」など破綻したレンタカー株を買い上げて、低金額でも倍になればそれでよしといった無茶苦茶な投資を行うことでも有名な存在になりつつあります。
またテスラが有望と知ると、電気自動車系の低位株の銘柄を買いあさるといった独特な動きもみせつつあり、既存の市場参加者やAI、アルゴリズムの動きとはまったくことなる挙動を見せるという点でも注目されているのです。
そんな「ロビンフッダー」と呼ばれる個人投資家は、登録者だけでも3900万人以上と言われています。この人数はすでにかなり侮れない勢力で、7月はじめからのテスラの爆謄にも、ロビンフッダーの短時間買上げの動きが少なからず影響しているといわれています。
こうした投資行動について制限すべきものではありませんし、売るでも買うでも勝手にやってもらえばそれでいいのです。しかしこうした、個人投資家主体の相場というのは時としてとんでもない動きを示現することがあり、かなり注意が必要になってきています。

米国の新型コロナ給付金打ち切りが一つの動きを示現する可能性

米国政府は7月一杯で、新型コロナの給付金の打ち切りを固めているようで、打ち切りが決定すれば2500万人が影響を受けるという見通しも出はじめています。
実はロビンフッドを使って投資を行っている米国の個人投資家は、ミレニアル世代が中心であり、給付金の支給が大きなきっかけになっていとも言われております。
給付中止が8月以降のロビンフッダーの投資行動に、どのような影響を与えることになるのかが今更ながら注目されるようになってきているのです。
当然のことながら、生活資金に困って一斉に利益確定や資金の引き出しが進むことになれば、同時期に資金が市場から消えていくことになります。そうなれば相場の下落は十分に考えられます。
なにより彼らが売買するのは非常に特定の銘柄に集中しているのが現実です。
たとえばテスラなどが妙な売り込まれ方をすれば、もともと企業業績とは関係なく爆謄してきた株価ですから、下落スピードも速くなることが予想されます。
「売りが売りを呼ぶ」という流動性の枯渇したパニック相場が、いきなり示現してしまうことも十分にありえることから相当な注意が必要です。
なによりこうしたロビンフッダーたちの売買データは、ビッグデータとしてHFTや株式ファンドなどに大量に売り飛ばされています。だれが、いくらで、どの位の株を取得しているのかというのが実はまるわかりなのです。
これを利用した逆回転の相場を引き起こす「悪意の市場参加者」が登場してもまったくおかしくはない状況です。もともと売りで利益をとるのがヘッジファンド勢のお家芸と言われております。
外部からの攻撃を受けて怯む個人投資家が一斉に売りに殺到した場合、想定をはるかに越えた相場下落の引き金を引く可能性もありそうで、8月からの相場ではかなりそのあたりに注意する必要がありそうです。
当然株が動けば為替市場にも大きな影響を与えることは必至ですから、足元のドル安の動きがさらに加速することも考えられ、思わぬ展開になるリスクも大きくなります。
そもそも個人投資家主導で上昇する株式相場というのは、どこの国でもどんな時代でも長続きしないのがひとつの特徴になります。
もともと相当な注意を要するものとなりますが、今回のロビンフッダー起因の爆謄相場はさらにそれを加速させているのです。
いきなり応分の巻き返しがくる危険性は意識しておくことが肝要です。
(この記事を書いた人:今市太郎

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  • 今市太郎

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