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FXコラム

復興基金を合意できないEUサミット

2020.07.20 | 
復興基...
17日からブリュッセルで開催されているEUサミットは、会期の18日を超えて19日もEU復興基金の合意に向けて調整を続けています。
ところが結局のところ、3日間話し合いをしても決着がつかないという非常に泥沼の状況に陥っているようです。
楽観的な速報が入ればユーロは上昇するものの、悲観的報道がでればまた下落するという、アルゴリズムだけがせっせと動くどうしようもない相場が続いています。
100年に一度のパンデミックでの対応ですから、思い切ってEU全体として復興基金を設定して有効に利用すればいいはずです。
しかし7500億ユーロ日本円にして、92兆円にもおよぶ巨額の復興資金についてどうやらもめているようです。
返済不要部分が5000億ユーロでは大きすぎると反対するオランダ、デンマークなどの国々が数字の削減を譲らない状況になっております。傍から見てると5000億ユーロでも4500億ユーロでも、それほど大きな違いではないようにしか感じます。
しかし緊縮財政国にとっては、非常に目障りな設定になってしまっているようです。
一体どういう議論が行われているのかすべてが開示されているわけではありませんからなんとも言えませんが、このまま夏休み明けまで延期なのか規模を縮小して合意に至るのかが注目されるところです。合意次第でユーロは上昇も下落も考えられる状況になってきています。
もとより地域の強固な「ブロック経済」を維持することが大きな役割のはずのEU。
こうした一大事にまったく結束できず、各国のエゴが全面にでてきて調整がはかれない状況はEU自体の機能低下を意味するものです。
つまりユーロにとってまったく買い材料にならない点は、気をつけなくてはなりません。

ドルインデックスは変形のダブルトップを形成中か

■ドルインデクス過去5年
直近から過去5年までのドルの強さを表す「ドルインデックス」の推移を見てみましょう。
今年3月の暴落後にドル需要が強まったことを受けて、103レベルまでつけ緩やかに下落を継続しております。
2017年につけた最高値と並ぶ形でダブルトップを形成し、現在は右肩を作っている途中のようにも見えてきます。この場合ここからさらに「ネックライン」となる89レベルまで下落する可能性は高そうです。
そうなるとテクニカル的にはユーロがさらに上昇しそうですし、ドル円も巻き込まれることになれば円高に動く可能性がでてきます。
ただ上述のようにユーロ自体はたとえ相対的にドルよりも強いといっても、大きく買いあがるだけの材料を抱えているわけではありません。
したがってユーロドルがどこまで上昇することになるのかは不透明要素たっぷりで、引き続き相場の動きを見ていく必要がありそうです。
とにかく為替相場全体としては非常に動きのない時間が延々と続いており、難しい展開が続いております。このままずっと動かない時間が継続するとは思えないところがあり、どこかでいきなり動き出すことにはかなり注意が必要になりそうです。
今年はオリンピックのためにお休みを7月後半に集めたこともあり、今週は4連休となります。8月は例年どおりお盆休みが入ることから、本邦勢のいない時間帯というのも多くなるわけです。
こうしたタイミングで相場が大きく動き出す可能性も視野に入れて取引をしていきたいところです。
FRBのバランスシートはすでに7兆ドルを超えており、年末までには8.2兆ドル程度まで膨れ上がるとされています。
したがってドル紙幣が、市中に前代未聞のレベルでまき散らされていることは間違いなく、本来ならばさらにドル安が進行してもおかしくはない状況です。
月末の「FOMC」でも政策変更は予想されていませんが、ここから供給面でドル安が示現することになるのかどうかにも注目が集まりそうです。
(この記事を書いた人:今市太郎

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  • 今市太郎

    ファンダメンタルズ分析をメインとしたFXコラム。月間3000pipsを稼ぐFXトレーダー

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