810

現在810手法公開中!

FXコラム

典型的な上下動パターンを示現したドル円を振り返る

2020.06.27 | 
典型的...
6月第四週の後半ドル円は久々に106円割れを目指す動きになりました。
しかし、その後大きくショートカバーし107.500円一歩手前まで上昇したものの、上に並んだ売りをこなすことができずに金曜日のNYタイムの株価の大幅下落で、再上昇し107円台で週末の取引を終えました。
■ドル円1時間足6月第四週後半の推移

まずはナヴァロ発言とSBGの米株売りで下落

6月23日の東京タイム、ピーターナヴァロが『中国との通商協議は終わった』と発言したという記事がでたことから米国NYダウの先物が大幅に下落したことをきっかけにして、ドル円も下げはじめる展開となりました。
折しもソフトバンクグループが保有するTモバイル株の3分の2にあたる最大1億9831万株を売却すると発表したことから、2兆円を超えるドルが円転になるのではないかという市場の憶測が高まることりなり、NYタイムの入り鼻に106.073まで下落する展開となりました。
しかしながら106円割れにはGPIFなのかかなりまとまったリーブオーダーがあったようで、結局106円割れは実現できず、一旦106.600円レベルまで戻す形となりました。

お決まりのショート溜まり過ぎでショーカバー連発

問題はここからで、ドル円ではよく見られるショートの、溜まり過ぎ現象から相場が逆に持ち上がってしまうという特殊な現象が示現することとなります。
ショーター勢はすかさずここで売りを入れたものの相場は下がらず107円手前のあたりまでショートカバーがでることとなったものの、ここでも執拗に売りあがるショーター勢が多数発生することになります。
しかしこうなるとショートが溜まり過ぎとなり相場は下がらず、106.800円をつけるかつけないかまで再下落したものの24日のNYタイムから「London Fix」にかけては、107円台にさらにショートカバーが進む事態となりました。
翌日25日の東京タイムでは完全に107円台が定借し、同日のロンドンタイムの最終段階でロンドン勢が大きく買い上げたことでストップロスを誘発、107.452円レベルまでドル円は吹き上がる動きに。
107.300円レベルにも売りとストップロスが混在していたようで個々のストップロスをヒットしたのが107.500円の手前まで上昇する燃料となったようです。
ただこの上からは本当に岩盤のような売りもならんでいるようで、結局107.500円から上をつけることは一切なく利益確定と逆にロングが溜まり過ぎて荷もたれする動きとなってしまいました。
明けて26日の東京タイムは朝方こそ107.200円レベルをつけたものの、東証がスタートしてからはずるずる下がり始める始末で今度は高いところで買い向かったロング勢が軒並み損切をせざるを得ない状況になったわけです。
26日のロンドンタイムではとうとう107円台が維持できずに夜の9時近くには106.800円割れまで値を下げるという完全に行ってこいの展開となりました。

NY株の大幅下落でまたしても107円台を回復

週末の取引ですからここからは大きな動きは出ないものと思われましたが、米国では新型コロナの感染が再拡大することとなり、米株3指数は大きく売り込まれたことから今度はまさかの上昇となります。
これまたストップロスをひっかける形となって、107.357円レベルまで吹き上げるというまったく性懲りもない動きを示現してしまいました。
週末ということもありストップロスをつけてからは、さらに買いあがる無期もないままに107.200円手前のレベルで小動きのまま週の取引は終了ということになっております。
後からチャートを眺めてみますとたいした動きではなかったのですが、実際の相場にいて売買をされていた方は投げと踏みの応酬に巻き込まれてそれなりに損失を食らったという方も実際大かったのではないでしょうか。
FXの場合にはとにかくこうした局面は必ず何か月かに1回は現れることになります。
実際に相場は下がりそうに見えても市場参加者があまりにも多くショートのポジションを傾けすぎますと、結局下がらないところかストップロスを誘発して必要以上のところまで上昇してしまうことはよくあるものです。
しかしショートカバーは必ずしも買上げではなくショートの買い戻し、損切ですからそれをすべてつけてしまいますと上昇のエネルギーを補給してくれるものはなくなり、また下落するという判りにくい動きになってしまうわけです。
今回ご紹介した23日からの3日ほどのドル円の動きはまさにその典型であり、無闇な損をしないためには市場参加者のポジションがどれだけ片方に傾いているかについては、つねに気を配る必要があることを改めて感じさせられる時間帯でした。
(この記事を書いた人:今市太郎




関連記事 こちらの「FXコラム」もご覧ください

現在3人のライターがコラムを執筆中

  • 今市太郎

    ファンダメンタルズ分析をメインとしたFXコラム。月間3000pipsを稼ぐFXトレーダー

    CLICK

    new 最新記事 2020/07/07
  • 角野 實

    FXの「始まり」を知る、業界を知り尽くした男によるFXコラム。

    CLICK

    最新記事 2019/06/08
  • TOMOZO..

    【DIY】デイトレーダー用スタンディングデスクを製作しました。

    CLICK

    最新記事 2017/07/20

コメント

名前 (必須)
E-mail 公開されません (必須)
画像
(横幅590pxまで)
タイトル (必須)
コメント (必須)

 利用規約に同意 

ページトップへ