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FXコラム

パウエル結局のところ市場の催促相場とトランプ恫喝で宗旨替えか?

2019.01.07 | 
パウエ...
パウエルFRB議長が4日米国アトランタで開催された「AEA/米経済学会」に登場し、自ら利上げの一旦中止や資産縮小の状況に応じた回避など、いわゆるパウエルプットを自ら発動することを示唆しました。
このことから米株は大きく買い戻され、日経平均の先物も2万円を超えるところまで急回復して株式市場は好感しています。
ここのところ市場との対話を問われていたパウエル議長は催促相場に応える形で、しかも執拗に利上げにクレームを入れてきたトランプに忖度したかのような形で利上げを一旦後ずれさせる意向を鮮明にしたわけです。
果たしてこれで株式相場がゴルディロックス状態を継続できるのかどうかが非常に注目されるところです。

市場はさらに行き過ぎた催促をはじめた模様

米株市場のほうは一旦パウエル発言を好感して買い戻され週明け以降もそれなりに堅調推移する可能性がでてきていますが、驚かされるのはFedWatchの利上げ確率で、最新のデータによれば2020年1月、つまり一年後には利下げ確率が37%近くにも上り始めていることです。
Data CME
債券市場は利上げ後ずれどころか既存のレートが来年までに利下げされることを今から既に織り込み始めているわけです。
確かに景気に減速懸念が出てきていることは間違いないものの、このレベルからまた緩和に大きく舵を切って本格的なリセッションが示現した時にどのような金融政策を進めていくのかがかなり疑問となる状況になってきています。
現状のような催促相場に事細かにFRBが応えていくようなやり方をとった場合、なんらかの緩和措置がでた場合は株も債券も戻るのでしょうが、また催促のレベルが効かなくなり、FRBの資産残高もまったく減らすことができないなかで次のQEを考えることになるため、すでにパンパンに膨れ上がった両建て経済で借金をしては資産価格を持ち上げる方法に限界が生じても仕方ないところまで追い詰められ始めていることがわかります。
パウエルは学者ではありませんから、実態経済を見ながらプラクティカルに緩和に戻るようになるのでしょう。
しかし、このやり方でどこかのタイミングからいきなりインフレが加速するようなことになれば、FRBとしてはあらゆる政策手段をすべて失うことになりますから、相当危険なやり方を進めていくことになりそうで、今後もかなり注意が必要になりそうです。

NYダウはエリオット波動では最終波動をつけた可能性も

ここのところ米国における「エリオット波動」の専門家が口をそろえて言い始めているのが、NYダウは年末までに上昇5波動の最終カウント5をつけてしまいすでに下落トレンドに入り始めているのではないかといった分析です。
ご存知のとおりエリオット波動はカウントの仕方次第でかなり分析結果が変わりますし、今回のパウエルプットの進行でまたカウント状況に変化が現れる可能性はもちろん存在します。
しかしかなりのロングレンジでみても最終波動を打ったのではないかという分析が正しかった場合、ここから多少の戻りがあってもそれは大きな下落の綾戻しにすぎず、少なくとも10年上昇した相場の大幅調整期間突入ならば応分の下落は覚悟しておかなくてはならないタイミングになっている危険性があります。
奇しくも年初にいきなり下値攻めをしたドル円も単なる偶然とはいえない部分があり、全資産市場で相場が下方向を模索し始めている危険性すら感じるところです。
いつもお話している通り相場の暴落タイミングや暴落レベルなどは正確に予想することなど不可能ですが、今年に関しては少なくとも常に下方向を意識したトレードをすることで、防御策を徹底化するべきところに来ているのかもしれません。
(この記事を書いた人:今市太郎




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  • 今市太郎

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