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FXコラム

英国議会での協議が始まったBREXIT案~下院否決に向けて相場は注意

2018.12.06 | 
英国議...
いよいよ英国議会でEUと合意した離脱案の内容の協議が始まっていますが、出だしからメイ首相はかなり叩かれる状況に陥っており、最新の得票予想からみても11日の下院の採決で承認を得るのはほとんど無理な状況になってきています。
果たしてこれで承認否決となった場合に為替相場はどう動くことになるのでしょうか。一応かなりラフではありますが、相場の動きとして想定されるものだけ考えてみました。

否決を巡ってポンド売り、円買いは間違いなし

11日に否決された場合、もしくは否決がほぼ確定となった段階では否決自体を待たずともポンドが売り込まれることになり、ドルも円もポンドに対して上昇することが容易に想定されます。
この場合にはクロス円全般が円高になりますから、2016年のBREXITの投票結果時と同様にかなりの円高が進む可能性があります。
問題は最終決着前にどの程度ポンドが売り込まれるかですが、その状況次第ではドル円も5円程度は下落するリスクがありそうで、112円を突き抜ける動きになることには相当な注意が必要になります。

否決後の方針発表でさらにポンド下落も

今回のEUと予め合意が取れている離脱案が否決された場合には、その日から21日以内にその後の方針を政府が示すことが法律で定められているだけに、年内をほぼ最終期限として次の方向性をメイ首相は示すことが求められます。
現状ではこの協定案否決時には合意なき離脱しかないというのが政府の考え方になりますが、その前にメイ首相が辞任する、もしくは保守党によるメイ首相の更迭、挙句の果ての英国とEUの再交渉といった3つぐらいのシナリオがまず浮かんでくることになります。
これがエスカレードすれば年明け総選挙、国民投票のやり直しといったものも視野に入ってくることになり、どこまで行ってもポンドは売られやすい地合いが延々と続くことになりそうです。
もちろん為替相場のことですから、ポジションが傾きすぎればそれなりにショートカバーもでることになりますが、こうなるとポンド安に加えてドル円も延々と下落リスクに脅かされる日々が続くことになります。

年末需給と武田のM&A合意はドル円買い要因だが

武田のシャイアー買収は昨日の臨時株主総会で承認されましたから、ここからは年明け1月8日に向けてシャイアー株を買って武田株を売る裁定取引のたびにドル売り・ポンド買い、円売り・ポンド買いが発生することになり、その結果ドル円が本来上昇してもおかしくない状況にあります。
ただ、ここにこのBREXITの相場状況が重なってくることになりますから、ポンドの下落にシャイアーがらみのドル円上昇がかき消されてしまう可能性も十分に考えられ、実需とM&A案件がドル円の下値を支えると考えるのはかなりリスクがありそうな状況になってきています。
3月にシャイアー件が明るみにでてからはドル円が5円程度上昇していましたから、BREXITのもめごとがなければすんなり年末に118円に接近するところまで上昇して、ドル円の年間値幅は14円などという話になることも期待していたのですが、こればかりは同じポンドの状況次第であまり勝手に妄想はしないほうがよさそうな雰囲気になってきています。
米中首脳会談を終えて、今月のFOMCでの利上げもほぼ確定的なことから、相場を動かす政治的材料はかなり限定的になってきましたが、それでもBREXITの問題は結局年末相場に大きく影響を与えそうです。
クリスマスも正月も関係ない雰囲気になってきていることから、メディアの報道で相当大きな動きがでることも覚悟しておかなくてはなりません。
(この記事を書いた人:今市太郎

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