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FXコラム

AI・アルゴリズムと戦うためには妙なレベル感を捨てること

2018.05.21 | 
AI・ア...
ドル円は予想外に5月中に111円をつけるという展開になってきています。しかし短期間に特別強いトレンドがでたというわけでもないのにするするとこの高値レベルまで上昇してきてしまったことから多くの市場参加者がドル円を買いでついてこれていないという話もよく聞きます。
それはここまで簡単に上昇してしまうとは思っていなかったでしょうしユーロドルが逆にいとも簡単に1.17に迫るほどドル高になると思った方も少なかったはずです。
為替は常に売りと買いとのバランスの問題で動きますから市場が売りに傾きすぎてしまえば下がらずに跳ね返って上昇することになりますし、傾いたポジションが解消に向かうと思わぬところまで値が上がってしまったり逆に下がってしまったりすることが往々にしてあるのです。
この需給絡みの特別な状況をファンダメンタルズで語ろうとしてもうまくいかないのは当たり前で、インターバンクのように市場の売りや買いのボリュームをリアルタイムで常に把握できていればいいのですが、個人投資家はせいぜいFX業者が提供する同じ個人投資家のポジション動向ぐらいしかリアルタイムではわかりませんから、相場の需給で何が起きているのか理解不能となるような動きが突然示現して困惑することになるのです。

上昇は積極的な買いよりはファンドのポジション巻き戻し

111円をタッチするまで上昇したドル円ですが、結局ヘッジファンド勢が持っていたドル売り円買いが完全に巻き戻ってしまったことから大きく戻すことになったものの、ここからさらに買い上げる材料があるわけでもなく、なにより今年1月8日につけた年初来の高値である113.378円までかなり近づいてきた感がありますから111円台でさらに買いすすむのにほとんどの個人の市場参加者が躊躇していることがわかります。
これは相場の動きを見ていてもわかることですが、ドル円を好んで売買する国内の個人投資家はさすがに111円近くまでくるとかなりのボリュームで戻り売りを始めることになり、110円の後半れべるからショートが捕まって相場が下がらないという状態が示現することになってしまいます。
殆どの参加者が高値で待ち構えて売りをだすためにじりじりショートカバーがでて逆にじりじり相場が上がってしまうという、えらく皮肉な状況が展開されるわけです。
こうした高値の状況でもCTAが振りかざしてくるアルゴリズムやファンド勢のAIなどは潜在的な相場の値段の高さなどまったく意識せずに、上昇とみれば躊躇なく買いあがってきますから112円に近づいても、下手をすれば年初来高値の113円超でも買い上げてくる可能性は十分にあるのです。

絶対的な価格の高さに躊躇しないことが利益獲得の道

ほとんどの市場参加者が人間の判断だけでやっていた場合には、絶対的な価格の高さというものに対する潜在的な抵抗感はプロもアマチュアも同様にもったものですが、足元の市場ではそういう働きがまったくワークしなくなっていることに十分な注意が必要です。
したがって長い時間足から短い時間足まで眺めてみて一定の上昇トレンドが確認できた場合にはまだこの高値からでも相場が上昇することを想定して売買する必要があります。
夏休み前のこの時期ファンド勢はもっとも年間でも金を稼ぐ時期に突入しますが彼らが市場を振り回すかぎり裁量取引のレベル感といった、いわば過去の経験値に基づく売買はできるかぎり排除しなくてはなりません。
もちろん高値で買い上げる以上しっかりストップロスを置くなりトレーリングストップを利用するなりして、間違った時にはしっかり損切をするという基本的処理が必要になります。足元のドル円の上昇もユーロドルの下落もこうした視点はきわめて重要です。
(この記事を書いた人:今市太郎
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