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FXコラム

2018年私的相場予測その1・米国債券金利

2017.12.25 | 
2018年...
今週は来年の相場がどうなっていくのかについて考えてみたいと思います。
そもそも将来の相場予測ほど予断を持ちやすく、役に立たないものもないのですが、それにしても薄ぼんやりとどのような方向に相場が動きそうなのかのアウトラインをイメージしておき、そのイメージと実態がどう離れていくのかを検証しながらトレンドの出た方向について売買を行い利益を確保するというのが、これまでの取引経験から考えたベストプラクティスになると思われます。
今回はそんな私的予測のうちの「債券金利」について考えてみたいと思います。

2017年の米債券市場予測は正直言って大外れ

実は昨年のこの時期にも公表はしていませんでしたが、同様の私的相場予測をしておりました。その中でもっとも動きが当たらなかったのが米国の債券市場の動きとなってしまいました。
2017年は少なくとも3回以上の利上げがあるであろうことは当初から予測していましたので、債券市場はどこかでもっと金利が上昇すると見込んでいたわけです。
しかし、長期金利は中央銀行がコントロールできるようなものではないことをまざまざと見せつけたのが今年の相場で、利上げが進んでも結局10年債金利はまったく上昇せず、FRBが資産売却で縮小に動いてもまったく相場はどこ吹く風になってしまったのは大きな誤算となりました。
Data Bloomberg
3月に2.62%をつけたときにいよいよ3%を超えそうだとさらに上昇を想定してしまったのも間違いの始まりといえますが、夏以降とくに秋口に10年債金利が3%に近づくことで株式市場がいよいよ我慢できなくなり一定の下落を示現することを予想していたわけです。
しかし実際には10月になっても11月になってもそうした動きはついに現れることはなく、ドル円は一旦金利上昇に合わせて持ち上がっても株の大幅下落に追随する形で逆に反転下落に向かうのではないかと考えたわけです。しかしこのイメージは完全に間違いとなってしまいました。

今年はどう考えるべきなのか?

さて、それでは今年はどう考えるべきかですが、今年もやはり米債の長期金利はどこかで大きく上昇することを予想しています。
今年グリーンスパン元FRB議長がいみじくも債券市場はバブルであり、あらゆる尺度で見て長期金利は低すぎでそれは持続不可能であると発言したとおり、中央銀行が金利を上昇させようとしているときにあまりにも低利を維持しすぎていることは間違いない状況と思われます。
過去の相場の暴落は金利水準の問題よりも中央銀行が政策を引き締めに動いた後に必ず問題が起きていますから、足元では茹でがえるのような状態で市場参加者は気がついてはいないようですが、完全雇用下で減税まで仕組んでしまっているわけですから、このままの状況が継続するとは到底思えない状況であることは間違いありません。
このままでいきますと米債のイールドカーブは逆イールドの形になるリスクも高まっており、まずは10年債金利が3%を超えるかどうかに注目していきたいと考えます。
これが3%を超え、しかもイールドカーブのフラット化がさらに進めば、かならず売り場がやってくるはずで、現状ではそれが2月なのか4月なのか7月なのかははっきりわかりませんが、中間選挙の行われる来年11月まで持続するとは思えないというのがかなり漠然とした債券金利のイメージになります。
果たしてこの見立てが正しいのか、また実態と大きく乖離するのかはまさに実際の市場をみながら検証していく必要がありますが、短期金利の上昇だけでも米国の経済にはそれなりのネガティブインパクトがあり、それを企業減税やレパトリ減税だけで果たして吸収できるのかどうかが大きなポイントになりそうです。
果たしてこの見立てが正しいのかどうかはまさに来年の相場をチェックすることで確認していきたいと思います。
(この記事を書いた人:今市太郎

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