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FXコラム

パウエル新FRB議長で相場はどうなるか?

2017.11.04 | 
パウエ...
3日に発表された10月の「雇用統計」は前月から26万1000人増と、2016年7月以来の大幅な増加となり、市場予想の31万人増は下回る結果となりました。
また賃金の年間の伸びが減速したことや労働参加率が低下していることは、必ずしも労働市場が絶好調というわけではないことも示唆しています。
失業率は4.1%と最低レベルを示現していますが、労働人口の減少が影響しているだけで本質的な改善にはつながっていないこともわかっています。
ドル円相場は一旦下落はしましたが、下値の買い意欲も強く114円台に復活してからは4度目の上値トライも行っていますが、実需の売りがそれなりに並んでいることから114円台中盤を超えることはできず114円で週の取引を終える形になっています。
パウエル理事が新議長になることから12月にイエレン体制で利上げが実施されるのは決定的な状況で、市場の一部には経済指標次第との見方も残っていますが、とにかく置き土産に利上げをすることは確実とみられます。
むしろ問題はその先で、パウエル決定を受けても相場がほとんど動かなかったことを見ますと、ほかの理事がどうなるのかも含めないと判断ができないと市場が見ていることが窺われます。

FRBがどこまでトランプの意向を忖度するかが問題

Photo CNN
イエレン・フィシャー体制の「FRB」はお世辞にもトランプの政策と親和性のある動きをとってこなかったわけですが、パウエル理事は今回の指名で今後どのレベルまでトランプの政策に合わせていくつもりがあるのかがもっとも注目されるポイントとなりそうです。
ほかの理事がどのような構成になるのか次第では、パウエルだけが中立派といってもタカ派的に動くことは十分想定されますし、なにより今の株高を放置しておいていいのかという意識がFRB理事と投票権をもつ2018年の地区連銀総裁に強く表れれば、決して利上げスピードが落ちることはないことから、議長だけの選出ではまだなんとも言えないというのが正直な見方になっているものと思われます。

ガンドラックは向こう2回の利上げまで株式相場は維持と予言

新債券の帝王であるダブルラインキャピタルの「ジェフリー・ガンドラック」は、米国債のイールドカーブが完全にフラット化するまであと二回程度の利上げの余地があるとみており、それ以降は株価にも重大な影響がではじめるとしています。
つまり12月にイエレンが利上げして去っていき、年明けパウエルが追加利上げをしたあたりで債券市場と株式市場に異変が起きる可能性を示唆しているわけです。
となるとパウエルは就任直後から厳しい市場の洗礼を受けることになりかねなくなりますが、かといってまともな議長なら足元のメルトアップ相場を放置すれば、自律的に暴落を引き起こさせるリスクもあり、いずれにしても利上げを進めざるを得なくなるとの見方が強いだけに、年明けの相場には一段と注意が必要になりそうです。
まだ今年の相場にも決着がついていないときに、来年の話をすると鬼が笑いそうですが、米国の利上げは確実に企業収益を悪化させることになりますし、なにより社会全体が借金経済で持っていること、株式市場のMargin Deptが過去最大級に膨れ上がっており、こちらも借金で成立している相場であるだけに、利率の上昇がこうした金融市場にプラスに働く要素は何もありません。
いいところどり相場がそれに気づけば、一気に株価が下落するのは間違いない状況で、金の行き場を失って年末までに利益獲得のために釣り上げらはじめている日経平均もそう長い賞味期限があるとは思えない状況です。
過去にも「FRB」が利上げをはじめたことが引き金となり相場の暴落は何度となく起きているだけに、今回の変化がその予兆になるかどうかは相当注意してみていく必要がありそうです。
(この記事を書いた人:今市太郎




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