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FXコラム

2015年のドル円相場を振り返ってみる

2015.12.25 | 
2015年...
為替市場は「クリスマス休暇」に突入し、ほぼ今年の取引を終了しようとしています。
年末には125円方向にもっと近づくかと思われたドル円も「黒田逆バズーカ」のおかげで121円台をうろうろする有様で、かなり弱含みならが今年の取引を終了さそうな状況です。
かなり動いたように思えるドル円ですが結果からいえば値幅はたった10円ほどで、「アベノミクス」と呼ばれる「金融抑圧政策」がはじまってから最小の値幅で一年を終えようとしています。
  

結論から言えば日銀の追加緩和がないとドル円は上昇しない

2014年はやはりかなり長い間ドル円が膠着状態を続けることになりましたが、ご存知のように2014年10月31日の「黒田バズーカ2」が発表されたことにより短期間に15円以上上昇することになり、さらにその後125円85.2銭まで買い上げられることとなりました。
しかし2015年だけでみますと年末の逆バズーカ以外は日銀からの支援がまったくなかったことから「PKO」による下値の価格維持政策だけが顕在化し、値幅調整のできなくなった相場はまた日柄調整で膠着することとなってしまいました。
1月15日のスイス中銀ショックと8月24日の中国起因による暴落でもほぼ116円台半ばで相場は止められることとなり、あがらないけれども深くも押さない相場展開が続いたことがわかります。
ある意味ではエンベロープやボリンジャーバンドを使って下値を丁寧に拾ってはセンターラインかプラス1σのレベルで売るという作業を繰り返せばかなり安定的に利益を積み上げられた相場展開であったともいえます。
  

ドル円は円安だがクロス円では円高が大きな特徴

ドル円だけ取引されているトレーダーにとっては円安が少なからず進んだという印象があると思いますが、クロス円でみますと円高が進んだ年であることがわかります。
こうしたクロス円の円高がドル円の上昇を抑えたのも2015年相場の特徴であり、2016年もこの傾向が続く可能性が考えられます。
特にドルと円に対して資源国通貨が大きく下落することになれば、ドル円の上昇はかなり上値を抑えられることになり、米国の利上げで本来は上昇してもいいドル円が今後どこまで上値を追うことができるかが注目されるところです。
  

2016年は上昇より下落リスクの多い年に

2016年は米国大統領選挙の年でもあることから政治的にドル円の上昇が抑えられる可能性がきわめて高くなっています。この領域は「FRB」ではなくルー財務長官の担当エリアとなりますが、高官から円安に注文がつき始めると上値はかなり抑えられることになりそうです。
また、ざっとみただけでも原油価格の下落、ジャンク債市場の危機的状況、中国「人民元」の切り下げ、新興国相場、為替市場の大幅下落などがドル円も少なからず影響を与えることは間違いなく、特に年明けは上方向よりも下方向を心配することが必要になってきています。
今年はたった10円の値幅でしたが、通常はほぼ20円近く動くドル円ですから現状の水準をベースにすれば下方向は100円にかなり接近したところまで押す可能性があることも認識しておく必要がありそうです。
上限が125円とすれば下限は105円とみることもできるわけで、とにかくこれまでのように下押しすれば買い向かうとそれなりの利益を預かることができた相場展開とは、異なる動きになることはあらかじめ理解しておく必要がありそうです。
またドル円の8年周期もいよいよ来年に迫っており、これまでの動きから言うと上昇よりも下落のほうがより可能性が高くなっているといえそうです。
しかもこの下落局面は2016年1月早々に示現することも予想されます。
現状の119円を下抜ければ簡単に115円方向に下落するわけですから、相当注意をしながら取引を行うことを求められそうな年といえます。
2014年、2015年といきなり1月にはドル円は下落していますので、2度あることは3度あると考えれば来年の年初も相当慎重に売買することが求められそうです。
(この記事を書いた人:今市太郎)   

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