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FXコラム

改めてショートカバーについて考える

2015.11.30 | 
改めて...
いよいよ年末・激動の「中央銀行」政策決定のイベントが、矢継ぎ早に実施される注目の期間がスタートすることとなります。
ECB」は想像以上に様々な情報を3日の「ECB理事会」の前にティーザーとして委員がディスクローズするモードに突入しており、当日は更に驚かす仕掛けを投入するのではないかとの見方も広がっています。

資産買い入れ対象を広げる動きも

ECB」は「国債」だけではもはや買取りできるものが枯渇しているために、資産買い入れの対象に都市・州発行債を加えた場合、「量的緩和策」を2018年下期まで継続できるとの見方が出ている。
これは「ECB」が当面の期限としている2016年9月からさらに2年の延長となるため、一定のインパクトをもたらすことは間違いなさそうです。
またマイナス金利幅もさらに拡大し、預金の額がある一定の水準を超えると、それ以降はより大きなマイナス金利が課せられる、という仕組みを検討していることを関係者が仄めかしています。
預金金利を2段階にした場合、マイナス幅を一律に拡大するよりも、銀行への影響は抑えられることになります。
銀行は、「ECB」に合わせて1700億ユーロ程度を預けているのが現状で、特にドイツとフランスの銀行の預金額が大きいことから、この政策が実施されれば確かに市中に金で出回る可能性はきわめて高くなります。

果たしてこの発表だけでパリティまで突き進むかが問題

すでにユーロドルは「1.06000」を割れて「1.05680」までつけてはショートカバーを繰り返しています。
市場では3日の発表であきらかにユーロドルが売り込まれることが期待されていることから、様々なレベルで戻り売りをしている投資家が多く、とくに「投機筋」と「実需筋」が大量に売りもちを続けているといわれています。 
直近でも大きく下押しをしてそれ以上下がらないとなると30PIPS~40PIPS程度は簡単に値を戻すショートカバーが頻繁起こっていますが、今回は昨年のユーロの売りもちほどではないものの、かなり大規模な売りが維持されていることは間違いなく、仮に「1.05000」を割り込み、3月のレベルの「1.04000台」ミドルも下抜けたとしてもこれだけをもって一発でパリティまでいくかどうかはよくわからない状況といえます。
仮に前回の下値に並ぶダブルボトムのような状況からは下値を追えないことになりますと、大掛かりな買い戻しがでり可能性があり、ショートカバーのレベルが危惧されるところです。

売りもちポジションの大量利益確定、これ即ち買いという形の反対売買

相場では利益確定などという言葉を使いがちですが、売りポジションの利益確定というのは、つまり大量の買いがでることになります。
しかも相場がこれ以上下がらないと見たところでまとまった買いが入りますと、売りの指値があるところまで相場は戻らざるを得ないため、「鯉の滝登り」のように猛烈な勢いで売りを探しに相場を駆け上がることになるのです。
これがショートカバーがでる理由となっているわけですが、多くの投資家はみな似たようなところにストップロスを置いているケースが多いため、このショートカバーがストップロスを巻き込みますと、さらに上昇のエネルギーが追加されることとなり、想像をはるかに超えたショートカバーがでることがあるのです。
ユーロドルの場合ですと100PIPSを超えるショートカバーというのはそれほど珍しくありませんから、今回、「ECB」の決定を受けて大きくユーロが売られても下落がとまった段階で予想をはるかに超えるショートカバーが起きて年末を終えることも考えておく必要がありそうです。
現状ではどこまで突っ込むことになるのかがよくわからないため、どのぐらいのショートカバーがでるといった予想めいたことはなかなか申し上げられませんが、「FOMC」の利上げの方はかなり織り込まれていますので、「ECB理事会」でのユーロの下落がもっとも大きなイベントとなり、すべての材料が出尽くされた12月16日以降をめどに大きくショートカバーが出てくる可能性に注意をしたいところです。
もし300PIPSから400PIPSまで戻ることがあるとすれば、ここから下落を狙うよりも実はかなりおいしいトレードになることが考えられます。
通常相場の下落というものは上昇よりも猛烈なスピードでおきますので、利益を確保しやすくなるものですが、この大規模なショートカバーはまったくその反対で、驚くほどの勢いで買い上がることがあり、大きな利益を確保することができるチャンスでもあるのです。
「RSI」や標準偏差ボラティリティがどこまでこうした状況で機能するかは明確ではありませんが、前回3月に「1.04623」をつけてから「1.10000」まで500PIPS以上戻ることになったのにもそれほど大きな時間がかかっていないことは注目されるところです。
もちろん迂闊なレベル感で買い下がると大きな含み損をかかえて戻る前に損切りに追いやられる可能性もありますが、年末のユーロのドルからのレパトリエーションを考えると現状でかなり下落した中で下を狙うのとはまた別の戦略を考えることができそうです。
(この記事を書いた人:今市太郎

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