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材料に乏しい展開継続、株価の調整が終わればドル円は一旦の反発か

2017.11.13 | 
材料に...
11月第二週(11/6~11/10)は、ドル円が月曜日6日になかなか越えられなかったラインである114.500を越えるも一瞬で跳ね返され、そのままずるずると下落した一週間でした。
トランプアジア訪問中も北朝鮮は全く波風を立てないまま静かな動きだったものの、米国の税制改革案の延期が噂されドル円の上値は重い状態に。
そもそも材料なしで114.500というラインを無理やり突破したことや、IMM投機建玉の円売りポジションが膨らんでいたことから頭打ちとなり、結局は1ドル113円台前半で週を終えることとなりました。
9月から上がり続けていた日経平均の勢いが留まったこともそれに追い風をかけたと言えるでしょう。11月第二週の各通貨の動きを振り返りながら、11月第三週(11/13~11/17)のスケジュールをチェックしていきましょう。

■ドルに関しては税制案先送りが嫌気された状態に

まず、11月第二週の各通貨の強弱を見ていきます。
ドル(赤い線)に関しては先にも書いた通り、週初めは強くその後は反落。再び持ち直しはしたものの、8日水曜日あたりからは雲行きが怪しくなり他通貨に対し売られていくかたちとなりました。
対して欧州通過、ユーロ・ポンドは堅調で、ここのところ軟調だったユーロドルは三尊天井を形成してはいるもののすんなりとは下がらない動き。またポンド(緑の線)に関しては閣僚辞任の問題や、EU離脱交渉の不透明感の中で大きく下落はしたものの再び買い戻され、という値動きの激しい展開に。
ここ二~三週間のトレンドとしては、ドルが強くユーロ、ポンドが弱いという印象でしたが、ややトレンドに反する動きとなりましたね。

■米減税案には暗雲がたちこめる

アメリカの税制改革案についてはすんなりと上手くいくとは誰もが思っていなかったはずですが、その予想を裏切らないかたちで7日にはワシントンポストから「米上院共和党、減税実施を1年先送り」との報道。
ムニューシンは来年(2018年)のスタートが望ましい、とのコメントを出してはいるものの、下院共和党では減税案縮小の声なども出ており、上院下院で意見のすり合わせが必要な状態。
2016年、ちょうど去年のいまごろにトランプ大統領が誕生して以降、期待込みで上がり続けてきたブル・マーケットに大きな影響が出そうな材料ですが、あまり米株には影響なしというところは気になりますが...ドル円に関しても1円程度の下落ならまだ浅いような気がしますが、既に織り込んだのか、それともこれから更に反応が過敏化していくのかは注目ですね。

■高値から800円以上の下落となった日経が反発すればドル円にも追い風か

また、米減税案の先送りのニュースに加えドル円の下落材料となったのが日経平均の下落。ここまで上がり続けてきた日経は9日に23382円という高値をつけたあと、日中で900円近い値幅を出し頭打ちに。
SQも終え、一旦の勢いは止まったように見え、来週からはまた景色が違った動きとなるでしょう。11月第一週の投資部門別売買動向を見ると「個人売り、海外買い」の勢いは今までに比べて弱まっており、段々と両方がニュートラルなポジションに近づいてきている状況。
ここからの上値追いは再び海外の買いが入ることが必要となりますが、先頭を走るアメリカの税制案に問題が出てきている現状ではやや日本も厳しい気がしますね。
高値23382円から700円近い安値となった22681円で10日金曜日は引け値となりましたが、長くつけた上ヒゲを否定する買いが入るのは難しそう。個人投資家が買い転換し始めてきている今の状況になってやっと異常な買い相場も一段落といったところでしょうか。
ただ、それに反して米10年債利回りは反発しており、ドル円に関しては113円台は割れない動きは継続しそう。
このチャートはすなわち11月第二週のドル円下落は日経平均(先物)下落に依るものが大きかったことを示します。ということで来週は「大きく下落した日経が踏みとどまって反発できるか」「米減税案にこれ以上の悪材料が出るか」が注目ポイントとなるでしょう。
個人的には減税案に対する反応がやはり薄いような気もしますが、これ以上のネガティブ材料が出ない限りは113円台はキープ出来ると考えています。
15日水曜日には米小売売上高、米CPIの発表を控えていますが、これがいい数値であっても114円台を越えるかどうかといったところ。なのでドル円の動きとしては113~114のレンジ、また17日金曜日にはドラギECB総裁の講演が控えており、週後半はユーロに動意が起きそうです。
(この記事を書いた人:Qt)

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