FX手法

ラインで勝てる!Almost Naked Trading@Forex Factory

2017.04.11 | 
 

18回

ライン...

おもしろいタイトルがついた Almost Naked Trading(日本語: オールモースト ネイキッド トレーディング)をご紹介します。
「チャートを愛するトレーダーのための手法」と最初の投稿の冒頭に記載されていますが、「Almost Nakedほとんど裸」とは一体何を意味するのでしょうね?
この手法は、Forex Factoryのフォーラムに2010年9月、アメリカの lawgirl21さんによって投稿されました。女性のトレーダーさんのようです。
週足、日足、4時間足を使い、インジケーターはRSIだけというシンプルな手法です。条件が揃ったところでチャートに自分でトレンドラインを引き、そのラインに値が3回タッチするのを待ってエントリーを行う、というのが概要です。 
lawgirl21さんはこの手法にたどり着くまで約4年間、Forex Factoryのフォーラムをたくさん渡り歩き、よさそうな手法を見かけては手当たり次第に試すようにしてトレードの学習に取り組んできました。
また「$99特別オファーの聖杯」などにも数千ドルを費やしたとのこと、これは有料販売されている手法のことでしょうか。
「しかしチャート画面から、1つを残してすべてのインジケーターを削除し、自分でトレンドラインと水平線を引きはじめるまでは、実際にお金を稼げたことは一度もなかった。」そうです。
別の2つのフォーラムに参加して他のトレーダーさんたちと交流しているうちに、lawgirl21さんのやり方に興味を持つ人が増えてきて質問をもらうことがとても多くなったため、PM(プライベートメッセージ)やEメールでひとりひとりに返信するよりも、ひとつの「手法」として公開して詳しく解説し、皆でシェアできるようにしようと思ったのだそうです。
本業は弁護士で、トレードだけに集中してお金を稼ぐ必要はない方のよう。自分のエゴのために知識をひけらかすような(人もフォーラムにはよくいるそうです…。)つもりもないそうで、新しいことを発見したわけでもないのだけれど、このシンプルなやり方でうまくいってるからみんなに教えたい、という純粋な思いをつづっていらっしゃいます。
手法を公開して意見交換し改良していく目的のスレッドというよりは、「私の手法を紹介します」との目的だったようで、最初の投稿にまとめて細かく手法についての解説がされています。
なおこのセットアップを使って別の見方をして、もっと短い足でトレードする手法も同時に紹介されていて、こちらも興味深いです。

手法概要

手法名 Trade What You See - Almost Naked Trading
開発者 lawgirl21
勝てる? 勝てる
取引スタイル スキャルピング、デイトレード、スイングトレード、長期保有
時間足 1分足、5分足、10分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足
通貨ペア 米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロ米ドル、ポンド米ドル、NZドル円、豪ドル米ドル、NZドル米ドル、ユーロ豪ドル、ユーロポンド
分析手法 ローソク足、RSI、トレンドライン
その他選択項目 順張り、Forex Factory
取引市場 オセアニア市場、東京市場、欧州市場、NY市場 ポジション保有時間
FX業者 月間取引頻度
エントリー注文 成行、指値 決済注文 成行、指値、逆指値
勝率 損益レシオ
平均利益 pips 平均損失 pips

チャート環境

この手法は、最適なトレード時間や通貨ペア、使用する時間足などの決まりは特にありません。
「いつどこの市場がオープンして、そしてクローズするかということも、気にする必要はありません。各自のライフスタイルに合わせていつでも利用できます。」ということです。
チャート環境は、ローソク足チャートに、チャートのプロパティの「全般」にある「期間区切り表示」をONにして表示させます。
インジケーターは「RSI」で、期間を「3」に設定します。これだけです。「これで、オールモースト ネイキッド チャートのできあがり。」とのこと。
チャート画面が体でインジケーターが服、「ほとんど服を着ていない」との意味だったのですね。

具体的なエントリールール

この手法で最も大切な部分は、「週足」「日足」「4時間足」の3つの時間足のチャートすべてで、トレンドの向きが同じ方向に揃っていることを確認することです。
確認するべきポイントはこれだけなので、1つの通貨ペアだけに集中してトレードしようとするのではなく、いくつもの通貨ペアのチャートを確認して条件が揃っている通貨ペアを抜き出し、その中でエントリーポイントを探すようにすればよいそうです。
なお、簡単に確認できるようにと、専用インジケーターを作ってくれたスレッド参加者の方がいました。
Scrutchさんのリプライ「Post#2,399」でダウンロードできますので、ぜひ利用してみてください。初期設定で表示させて23通貨ペアが一気に確認できるようになっています。この記事の後半でリンク先を紹介しています。
1. RSIでトレンドの向きを確認
4時間足のRSIでその判断をします。エントリーに向く傾き加減の見極め方法については「時計盤と時間を指す針で考えて」以下の説明がされています。
ロングの場合: 
12時から2時を指す角度のとき。3時の角度ならエントリーには向かない。
ショートの場合: 
4時か6時を指す角度のとき。3時の角度ならエントリーには向かない。
例えば、角度が下向きならトレードするべき方向はショートで、直近のローソク足の値動きも下向きになっていることを確認します。この状態になっている通貨ペアがまずはエントリー候補です。
その後、日足と週足のRSIも同じ方向性かどうかを確認して違えばエントリーは見送り、同じなら次の項目に移ります。
2. 4時間足で、トレンドラインを引きます。
ロングエントリーしようとしているときは、ローソク足の直近の最安値同士を結ぶラインを引きます。ショートエントリーを考えているときは、同様に最高値同士を結ぶラインを引きます。
3. エントリーのタイミングまで、待ちます。
ここからは、忍耐の時間です。エントリーするべきタイミングは、2で引いたトレンドラインに、値が「3回目のタッチ」をしたときです。タッチしたところでエントリーします。足が確定するのを待つ必要はなく、タッチしたところですぐにエントリーしてもよいそうです。
なお、エントリーする前にはRSIの向きが変わっていないか、改めて確認したほうがよいようです。
「3回目のタッチ」までの確認は、あくまでもエントリーしてもよいかどうかの条件になるだけで、実際のエントリーは「そのときの値動き次第」で、同じ方向に揃っているときだけがエントリーすべきポイントだということです。 
エクジットのタイミングと損切りポイントについては、直近のサポート/レジスタンスのラインを目安にします。

フィルタールールや注意点

主には4時間足や日足といった長い時間足でのトレードの説明をされていますが、「損切りポイントの設定には注意が必要」との説明がありました。長い時間足はローソク足の値幅も大きいため、あまりにも近くに設定しすぎるとすぐに引っかかってしまう事になります。
また広めに設定して本当に引っかかってしまったときには、損の量も多いことになります。口座の資金を考えながら、リスク範囲を考えていく必要があります。エントリールールは「タッチしたらエントリー」とされていますが、「値動きの方向性が揃ったとき」ともされています。
タッチするということは、ロングエントリーを待ちつつ値は下がってきた状態、方向性が逆になっているときです。そのまま向きが変わらず下がってしまう恐れもあるため、上昇し始めるまではエントリーは待つべきでしょう。
説明の前半では「どの時間足でも使用できる」と説明されていましたが、lawgirl21さん自身は30分足や15分足などでは使っていないそうです。
他のトレーダーさんの使い方を応用して、4時間足でのエントリーポイントを待つ間に1時間足と期間区切りの表示を利用した別のトレード方も紹介されているので、概要を記載してみたいと思います。

「4時間足での3回目のタッチ」を待つ間にできる「1時間足のブレイク」トレード

基本的な確認項目(エントリー条件)は、先にご紹介したとおりです。
待っている間に、以下をセットアップに追加します。1時間足で、その日のオープン時間から4本目までのローソク足の、本体(ヒゲは無視する)の高値と安値に水平線を引きます。(「期間区切り」のラインがここで活躍します。)
エントリータイミングは、15分足で見極めます。4時間足のトレードのために待っている方向性と同じ方向に、先に引いたレジスタンスまたはサポートの水平線を、値がブレイクしたところで同じ方向にエントリーします。
少なくとも1本以上のローソク足が、ラインを越えて確定したらエントリーします。以下の画面の例ではロングエントリーを待っている状態なのですが、レジスタンスラインを超えたときがエントリータイミングです。
(チャートはクリックで拡大します▼)

もうひとつ「MONEYTREE(金のなる木)」トレード

さらには、もうひとつ、別のデイトレードの手法も紹介されています。
上記までのセットアップは共通で、「その日のトレード開始時間から数時間以内に、待っているのと同じ方向性でエントリーし、損切ポイントだけを30pipsに設定する。あとは放置する。」そうです。
確かにこの方法でも、上記のチャート(この記事を書いた日)では、エグジットのタイミングさえ逃さなければかなりの利益が出たことになると思います。

リプライでどのような議論がされているか

「トレードって孤独な作業だから、Forex Factoryのフォーラムで他のトレーダーたちと交流できるのはとてもいいこと。」手法公開後にいくつかのリプライがついたあと、lawgirl21さんが返信されていました。本当にそうだと思います。
日本国内にはこのようなサイトがないのが残念です。英語で参加できる人が、日本からも増えるとよいですね。

まとめ

一つの手法でエントリーは3通りもできるという、お得な(?)スレッドでした。説明はシンプルで分かりやすいと感じました。lawgirl21さん自身も書かれているとおり、特に新しい発見というわけでもなく、トレードの基本に忠実に沿っている手法だと思います。
ただ、このシンプルさだけで勝っていけるということは、lawgirl21さんは、書かれている以外のところで、すでに無意識に相場の動きを読んでいくセンスも相当高いレベルで身についている方なのだろうと思いました。
それは、損切りポイントの説明などにも表れていると思います。これらが約4年で身についたのだとしたら、なかなかすごいことではないかと思います。
いろんな手法をあれもこれもと試すことは、トレード上達には遠回りになると言われていますが、この手法はひとつで3回おいしいようですので、試してみる価値はあるのではないかと思います。

この手法で使用するインジケーターやテンプレート

一番重要なのはRSIですが、このインジケーターはスレッドに用意されていません。
MT4の機能のRSIをそのまま利用することになるようです。期間は「3」に設定します。
上記でご紹介したとおり、リプライの「Post#2,399」から、各時間足の値動きの向きを確認できるインジケーターをダウンロードできます。
上記の画面例の右側に表示されている、カラフルなパネルがそうです。
ファイルひとつだけなので、このままMT4のインストール先フォルダのMQL4 → indicatorsフォルダに保存すればOKです。
なお、テンプレートファイルはありません。上記保存した後はMT4を再起動して、「ナビゲーター」ウィンドウから上記のインジケーターを探し、チャート上にドラッグ&ドロップしてください。

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